アルテリア・ネットワークス(川上潤社長)は1月23日、インターネット接続サービス「ARTERIA光 インターネットアクセス」に上下最大10Gbpsのプランを追加し、提供を開始した。同社によると10Gbpsは昨年12月時点で、法人向けFTTH ベストエフォート型インターネット接続サービス市場において日本最速だという。月額基本料金17万円から。

小林敏範
部長

 同社の強みは安定した通信回線にある。事業戦略本部事業企画部の小林敏範部長は「1本の光ファイバーを分けて提供するシェアード型と比べ、このサービスはファイバーを1本ごとに提供している占有型のため、通信量の多いユーザーの影響を受けにくい。またISPとアクセス網を独自に管理することで、速度低下を招くボトルネックを排除している」と強調する。多くのインターネット接続事業者が最大通信速度を保証せずにサービスを提供する中、比較的安定した回線を提供することで、質が求められる法人を対象に拡販を進めたい考えだ。

 同社は昨年12月12日に東証一部に上場。市場が成熟している通信市場において特定の領域に特化したサービスを提供することで、シェアを伸ばしてきた。今後の方針について小林部長は「引き続き、それぞれのセグメントごとで得意な分野に注力していく」と語る。その上で「特にインターネット接続サービスにおいては、企業のクラウド化で通信環境の安定性が重視されるようになってきており、当社の強みが生きてくるようになった」と自信をみせる。

 今回追加した10Gbpsプランは一般消費者向けにコンテンツを提供している事業者をターゲットにしているが、ゆくゆくは全ての企業に向けて売り出していく考え。2年以内に1000回線の納品を目標としている。(銭 君毅)