電子情報技術産業協会(JEITA、柵山正樹会長=三菱電機会長)は3月26日、「第4回 JEITAベンチャー賞」の受賞企業を発表した。アイオーコア、AI Samurai、ナノルクスの3社が受賞し、同日に表彰式を開催した。

3社のベンチャー企業を表彰。
後列左からアイオーコアの藤田友之社長、AI Samuraiの白坂 一社長、ナノルクスの祖父江基史社長

 アイオーコアは、5ミリ角サイズの小型光トランシーバー「光I/Oコア」を開発する企業で、AI Samuraiは、特許出願時の類似文献調査の負荷を低減することができる、AIを搭載した特許判定システム「IP Samurai」を開発した。また、ナノルクスは、産業技術総合研究所(産総研)で開発された、赤外線だけで暗闇中のカラー撮影を可能にする「赤外線カラー暗視技術」の事業化に取り組んでいる。

 審査委員長の荒川泰彦・東京大学名誉教授/特任教授は、技術の先端性や成長性などの講評を述べた上で、「ベンチャー企業に対する社会の期待が大きくなっている」と指摘。柵山会長は、受賞企業のJEITA入会に際して会費負担を2年間免除する「ベンチャー優遇特例制度」や、新たな市場の創出を目指す「JEITA共創プログラム」などを紹介し、受賞企業に向けて「ぜひJEITAの会員となっていただき、JEITAが持つリソースやネットワークを活用してさらに事業の飛躍につなげてほしい」と呼び掛けた。
(左から)荒川泰彦審査委員長、柵山正樹会長

 JEITAベンチャー賞は、Society5.0やIoTの社会実装の推進に向けた取り組みの一環で、創業15年以内の企業を対象に、IT・エレクトロニクス産業や経済の発展への貢献が期待されるベンチャー企業を審査・選考し、表彰する。過去にはPreferred NetworksやMUJIN、ABEJAなど、計21社の企業が受賞している。