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サイト・パブリス ステークホルダーへの適切な情報発信を支援 用途別CMSパッケージをクラウド型で提供

2020/03/13 18:53

週刊BCN 2020年03月09日vol.1816掲載

 CMS(コンテンツマネジメントシステム)を提供するサイト・パブリス(蕭敬如・代表取締役)は1月14日、クラウドCMSパッケージ「TSUNAGERU」「TSUTAERU」の提供を開始した。用途ごとCMSパッケージを提供することで、企業の店舗・代理店サポートや社内ブランディングといった各ステークホルダーに対する情報発信を支援する。

太田 努 執行役員

 サイト・パブリスは2003年の販売開始以来約17年にわたってCMSを提供し続けてきた国産ベンダー。1時間程度のレクチャーでビジネス部門でも扱える使いやすさと、国産ならではのサポート体制が評価され累計600社近く導入されているという。

 太田努執行役員は「多くのユーザーとやり取りしてきた中でそれぞれ持つ課題の中に共通するものがあった」と語る。そこで、これまでの個別カスタマイズとは別に特定課題向けクラウド型CMSパッケージを開発、安価に提供している。

 「TSUNAGERU」と「TSUTAERU」は、それぞれ実店舗・代理店向け、社内向けの情報発信を支援するもので用途別にサイトテンプレートや動画フォーマットを用意。TSUNAGERUではアンケート機能を、TSUTAERUではメッセージング機能を付け利用者間のコミュニケーションを促進させる。太田執行役員は「これまで株主やエンドユーザーに対しては盛んに情報が発信されていたが、社員やパートナー、アルバイト、そして求職者のような今後企業の基盤となるステークホルダーへの発信がおざなりにされていた。採用難の今彼らのエンゲージメントを高める必要がある」と強調する。まずは初年度で約100社の新規顧客と接点を作っていく方針だ。(銭 君毅)
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