インターネットイニシアティブ(勝栄二郎社長)は、VPN機能を搭載したネットワーク機器「SEIL」と、リモートデスクトップ専用の接続サービスを5月末まで無償で提供する。新型コロナウイルスの感染防止対策としてテレワークの導入を検討する企業に対して、迅速な環境構築を支援する。

竹内信雅 課長

 SEILは、1台で同時に50接続が可能な企業向けルータ。最短即日で出荷する。初期設定は遠隔機器管理サービス「IIJ SMF sxサービス」で行われるため、企業内にSEILを設置し、ケーブルを接続し電源を入れるだけで、従業員の自宅などから社内のPCへのリモートアクセスが可能になる。情報漏えいリスク低減のため、通信可能なのはリモートデスクトップのプロトコルのみ。利用にはNTT東西のフレッツ回線が必要で、サポートや客先への訪問対応は実施しない。

 サービスプロダクト事業部営業推進本部ネットワークソリューション課の竹内信雅・課長は「リモートアクセスに関する問い合わせは増えている。リモートアクセス環境を初めて導入したいというニーズだけでなく、接続可能なアカウントを追加したい、といった既存環境拡張の要望も多い」と語る。「今回提供するリモートアクセス環境はあくまでも緊急時の応急処置的なもの」(竹内課長)との位置付けで、機能よりも導入スピードの速さを優先。既存環境の調査や設定作業が不要の機器・回線構成で提供する。今後の非常時対策や恒久的なリモートワーク体制としても耐えうるインフラが必要な場合は、企業の要件ごとにネットワークを見直し、適切な環境を構築するのが望ましいとしている。(銭 君毅)