リコーと弁護士ドットコムは6月18日、契約業務のデジタル化や電子契約の普及促進に関する業務提携を開始したと発表した。

CWS+クラウドサイン上で契約事案の進め方

 今回の業務提携により、法務業務の効率化や契約情報の一元管理を実現する法務支援クラウドサービス「RICOH Contract Workflow Service」と、弁護士ドットコムが展開するウェブ完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」との連携を可能とする連携オプションを共同開発し、7月に一般提供を開始する。

 RICOH Contract Workflow Serviceは、リコーが社内で活用している法務相談と契約情報管理をシステム化した法務業務の支援ツールをベースに顧客向けにクラウド化して提供するサービス。契約の事前相談や回答を記録し、法務部門のナレッジとして共有することで回答業務の効率化を支援するほか、審査機能による審査承認、契約管理機能による契約期限管理など契約プロセス全体を効率化する法務業務の統合支援ツールとなっている。

 一方、弁護士ドットコムが展開するクラウドサインは、「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え、契約作業をパソコンだけで完結できるウェブ完結型のクラウド契約サービス。すべてがクラウド上で完結するため、契約締結のスピード化とコスト削減を実現する。電子契約機能には、電子署名とタイムスタンプが施されており「いつ・誰が・何を契約したか」を確認できるため、法的証拠力を担保する。15年10月のサービス提供以来、導入社数は8万社を突破している。

 今回共同開発する「クラウドサイン連携オプション」では、法務相談と紙文書の契約情報管理に加え、電子締結・電子契約書管理までの法務業務全般の支援が可能となる。押印と契約書の保管・登録のプロセスを電子化することで、出張時や在宅勤務時でもモバイルパソコンやスマートフォンから締結処理を行えるようになる。また、紙文書をスキャンする手間がなく、締結完了後に電子原本を自動で保管するため、郵送物遺失のリスクやオフィスでの書類管理作業が不要になる。契約業務の大幅な削減や、契約締結のスピード化とコスト削減を支援する。

 今後、リコーの契約書業務にも同製品を導入し、社内DXの取り組みを加速する。また、社内実践を通じて得られた知見を製品・サービスの向上に活用していく。