英Armは9月23日、クラウドからエッジまでをカバーするインフラストラクチャー基盤「Arm Neoverse」の次世代ロードマップを発表し、2つの新製品「Arm Neoverse V1」プラットフォームと、Nシリーズ・プラットフォームの第2世代にあたる「Arm Neoverse N2」の概要を初公開した。

Arm Neoverse プラットフォームのロードマップ

 Vシリーズの第1弾となるNeoverse V1プラットフォームは、シングルスレッド性能が現行のNeoverse N1比で50%以上向上しており、CPU性能と帯域幅への依存度の高いアプリケーションでは、Arm史上最速を達成した。また、Scalable Vector Extension(SVE)をサポートしており、ハイパフォーマンス・クラウド、HPC、機械学習などの市場で、大きな可能性を秘めている。

 このSVEは、ユニット幅に依存しないソフトウェア・プログラミング・モデルを使用したSIMD(単一命令複数データ処理)により整数、bflolat16、浮動小数点の命令実行を、より広いベクタユニットで実現する。Armは、SVEによって、ソフトウェアコードの移植性や永続性とともに、効率的な実行を保証している。

 Nシリーズ・プラットフォームの第2世代となるNeoverse N2は、これまで以上に高性能の演算ソリューションを実現することで、クラウドからSmartNIC、エンタープライズ・ネットワーキング、さらには消費電力の制約のあるエッジデバイスまで、幅広い用途を対象にスケールアウト性能へのニーズに対応する。さらに、シングルスレッド性能がNeoverse N1比で40%高く、消費電力と面積効率についてはNeoverse N1と同水準を維持している。