ネットワーククラウドの開発、サービス提供を行う米Alkira(アルキラ)と日商エレクトロニクス(日商エレ)は、両社の事業提携と、日本で初めてとなるディストリビューションパートナーシップを開始すると発表した。両社は、日本市場でのオンデマンドサービスの拡大を目指す。


 アルキラは、業界初の「ネットワーククラウド」を開発。統合されたグローバルなCloud Network Infrastructure as-a-Service(CNaaS)で、統合されたネットワークとファイアウォールなどのセキュリティサービスを連携させながら、クラウドへの接続、またはクラウド間で接続を行う。全体のネットワークを通して、可視化とガバナンスを実現する。

 アルキラのサービスポータルを通して、Amazon Web Service(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)といった異なるパブリッククラウドサービスのネットワークインフラに容易に接続することが可能となる。既存システムの半分のコストで、数クリック、数分内にネットワークインフラを導入することができる。機器やデータセンターのコスト、運用開始までの時間の無駄を省き、柔軟性を欠いたハードウェアベースのインフラ構築が不要となる。

 アルキラCEOで創業者のアミール・カーン氏は、SD-WANを提供するViptela(現在はシスコシステムズのCisco SD-WAN)を創業したメンバー。日商エレが日本で初めてディストリビューターとなったViptela時代からパートナーシップを継続しており、今回、アルキラのネットワーククラウドサービスの日本初展開も日商エレが行うこととなった。

 日商エレでは、23年度にどうあるべきかを見据えた「2023成長戦略」を進めている。そのなかで、デジタルトランスフォーメーションを注力分野として据え、業界の垣根を超えてそれぞれの強みを生かしたパートナーシップの取り組みにチャレンジしている。アルキラとの提携は、日商エレがこれまで得意としてきたネットワークやクラウドの領域で、顧客の求める価値を提供するうえで非常に重要なステップと捉えている。今後も、シンプルなIT運用を追求するサービス型ビジネスモデルを進め、顧客との共創関係を目指していく考え。