あさかわシステムズは、建設・工事業向けに提供している勤怠管理のクラウドサービス「ガリバー勤怠」の単体版を4月にリリースする。2024年4月から、罰則付き時間外労働の上限規制が建設業を対象に始まるため、関連のニーズの取り込み、他の製品への波及効果を狙う。

高岡直人 責任者

 ガリバー勤怠は、同社が昨年4月にリリースしたサービスで、出勤と退勤の入力に加え、現場ごとの情報を併記できる。複数の現場の出退勤を管理できる仕組みは業界でも珍しいという。利用するには、これまでは建設・工事ソリューション「ガリバーシリーズ」の導入が必要だったが、時間外労働の上限規制に絡む問い合わせが多く寄せられていることから、単体版を販売することにした。

 マーケティング本部の五十嵐元・担当課長は「建設業界では、出退勤は紙が基本になっており、企業側はそれを基に手集計で勤怠を管理している場合が多い」と説明し、同部の高岡直人・責任者は「システム化することで、紙よりも短い時間で正確に勤怠を管理することができる」と話す。
 
五十嵐 元 担当課長

 五十嵐担当課長は、ガリバー勤怠単体版の販売目標について「年間で30~60社への導入を目指す」とし、「ガリバー勤怠をエントランス商品として、そこから原価管理や財務会計といった製品の販売につなげていきたい」と語る。

 同社の販路は、パートナー経由が約8割となっている。今後の具体的なパートナー施策については、定期的にセミナーを開催し、製品の強みや導入した場合の効果などを訴求することを計画している。(齋藤秀平)