パナソニックは6月3日、今年で発売25周年を迎えたモバイルPC「レッツノート」の新製品発表会を開き、6月18日から順次投入する「FV1」など夏モデルの特徴やセールスポイントを紹介した。オフィスとテレワークを合わせた「ハイブリッドワーク」の普及を想定し、在宅で重宝する大画面化と、持ち運びを踏まえた軽量・コンパクト化を両立させた。ウェブ会議などに利用しやすいよう音質面の改善も図った。

CNSの坂元寛明副社長

 パナソニックコネクティッドソリューションズ社(CNS)の坂元寛明副社長は、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦戦が続いたとした上で「今年からV字回復し、販売台数を上げる。レッツノートと(タブレットの)タフブックを合わせ、100万台を目指す」と強調した。

 画面は縦横比3:2の14.0型液晶を搭載しながらも、本体横幅は一般的な13.3型PCと同等サイズに収めた。同社の14.0型従来品と比較して体積は28%減少、重量は最軽量モデルで999グラムとした。音質面では、音圧の高いボックススピーカーを搭載。さらにスピーカーと人の声の周波数帯の音圧を向上する音響効果ソフトや、ウェブ会議中に入りこむタイピング音やサイレンなどのノイズを低減するAIノイズ除去機能も備えた。

 法人向けについては、働き方改革支援サービス「しごとコンパス」の新バージョンの提供を7月中旬から開始する。残業を抑制するメッセージをポップアップで通知するPC利用抑止機能や、AIを活用して残業時間の予測ができる機能を用意した。

 FV1の店頭想定価格は税込み24万2000円からとした。21年度の販売目標に関しては、20年度の77万台(タフブック含む)から7%増の82万台に設定している。(藤岡堯)