ラネクシーは、サブスクリプションビジネスの強化に向けてデータ漏えい防止サービス「Janussealシリーズ」とエンドポイント管理ツール「FileWave」の拡販に注力している。

(左から)古川伸一取締役、猪狩大介部長
 
 Janussealシリーズは、各種データに対してセキュリティレベルに応じた「分類ラベル」を割り当てることができるサービス。WordやExcelといったドキュメントに対応する「Janusseal Documents」と、Outlookの送信メールに対応する「Janusseal for Outlook」で構成する。分類ラベルは「極秘」「社外秘」「公開」など、企業の情報機密性に基づいて設定が可能だ。

 設定された分類ラベルはドキュメントやメールのヘッダー部分や本文に表示されるため、人的ミスによるデータ漏えいを防ぐことができるとしている。

 分類ラベルの割り当ては従業員自身が行う。古川伸一・取締役第1営業本部長は「従業員は自らラベルの割り当てをすることでデータの重要性を理解できるため、セキュリティ意識の向上が図れる」と話す。

 一方のFileWaveは、IT資産管理やMDMなど機能を搭載した統合エンドポイント管理ツール。一つの管理コンソールで、Windows、Android、Chromebook、macOS、iOSの各種OSを一元管理できることを特徴としている。猪狩大介・第1営業本部プロダクトソリューション部部長は「エンドポイント管理製品は多いが、この機能を実現できている製品は少ない。大きな差別化ポイントだ」と強調した。

 リモートワークが普及したことで、エンドポイント管理に課題を抱える企業が増えていることから、すぐに導入できることや小規模環境でも利用しやすいことなどを訴求し、顧客獲得を目指す。

 同社では5月にクライアント操作ログ管理サービス「MylogStar Cloud」の提供も開始しており、オンプレメインのビジネスからサブスク型ビジネスへの転換を進めている。古川取締役は「企業システムのクラウド化が進む中で、セキュリティもサービスでの提供が求められている。今後も、商材の拡充などを進めニーズに対応する」と述べた。