アルプス システム インテグレーション(ALSI)は11月9日、プライベートイベント「ALSIカンファレンス2021」を開催し、製品のアップデートや各事業の戦略をパートナーに説明した。
永倉仁哉社長
新型コロナ禍において、同社はオンライン営業を強化。2020年11月~21年10月で140以上のWebセミナーを実施したほか、インサイドセールス部門の新設などに取り組んだという。永倉仁哉社長は「オンラインの有用性を実感できた」と手応えを語った一方で、「お客様やパートナーの皆様の要望を受け止め改善するというプロセスが十分ではないため、今後は改革していく」と課題も挙げた。また、これまでセキュリティとその他ソリューションの営業部隊が分かれていたが一本化したことで、一人の営業スタッフがすべてのソリューションをワンストップで提案できるようになったと話した。
続けて、「セールス&マーケティング」「デジタルソリューション」「セキュリティソリューション」「AI・IoTソリューション」の4事業の最新動向に触れた。セールス&マーケティングのプレゼンでは、GIGAスクール構想で同社が提供するセキュアWebゲートウェイサービス「InterSafe GatewayConnection」が200万台以上のPC導入されたことなどを紹介。デジタルソリューションでは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するための製品やサービス提供に注力していると説明した。
また、注力ソリューションに掲げる経費精算サービス「BIZUTTO経費」とWebフィルタリングやセキュアWebゲートウェイなどの製品で構成する「InterSafeシリーズ」にフォーカスした講演も行われた。BIZUTTO経費では電子帳簿保存法への対応強化を図っていることなどを説明した。(岩田晃久)