ATENジャパンは2月22日、創立20周年記念式典を都内で開催した。パートナーや顧客らを招いた式典で、鄧鴻群社長は「新しい価値を創造し、お客様への付加価値を最大化していく。パートナーの皆様とともに成長し続けたい」とさらなる成長への決意を述べた。
鄧 鴻群 社長
同社は、KVMスイッチやビデオ製品、電源関連製品などを製造している台湾ATENインターナショナルの日本法人として2004年に設立。国内では東京のほか、大阪、福岡、名古屋に拠点を構える。鄧社長は、社員を幸せにするというミッションのもと、事業拡大を図ってきた20年間の歩みを紹介。流通戦略やアフターサポートの体制強化などにより「日本市場のシェア拡大、オリジナル製品の創出へとつなげることができた」と成果を振り返った。販売面では、パートナーとの協業が事業拡大に寄与してきたとして、招待した販売代理店の関係者らとともに、鏡開きをして20周年を祝った。
この先の成長戦略についても説明した。売り上げを年15%成長させることで、国内のKVM市場でトップシェアを目指すとした。そのため25年までに北海道と金沢に新規営業所を開設するなど、今後の計画を紹介。製品戦略としては、継続的な新製品の開発とリリースを行っていくとした。世界各地に展開するグローバル企業としての強みを生かし、安定した品質と価格で製品を提供すると強調。技術部員によるサービス提供で、顧客が安心して利用できる体制を引き続き強化していく。
式典には、台湾本社の陳尚仲・代表取締役も出席。来場者に向けて「ATENが日本市場で広く知れわたることができたのも、取引先の皆様のおかげと思っている」と感謝を述べた。
(堀 茜)