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Acronis日本法人、3年半ぶりにバージョンアップ サイバープロテクション製品、EDR機能を追加
2024/03/28 09:00
週刊BCN 2024年03月25日vol.2007掲載
スイスなどに本社を置くAcronis(アクロニス)の日本法人のアクロニス・ジャパンは3月6日、サイバープロテクション製品「Acronis Cyber Protect 16」を発売した。同製品のバージョンアップは3年半ぶり。EDR(Endpoint Detection and Response)機能の追加、バックアップ向けの機能拡充などを実施。セキュリティーとバックアップを一つの製品で強化できる点を訴求し、顧客獲得を目指す。
EDR機能の搭載について、川崎哲郎社長は急速に進化するAIの存在を挙げ「攻撃者にとっては強力な武器を手に入れたことになる。脅威に対抗していくには、アンチウイルスだけでは不十分であり、EDRが不可欠だ」と述べた。
同社のEDRは、AIと機械学習を活用することで、脅威の自動検知や、対処すべき脅威の優先付けができるという。日本語にも対応し、セキュリティー人材がいない企業でも容易に運用できるとした。
バックアップでは、新機能「ワンクリックリカバリ」を実装した。IT管理者以外の従業員がワンクリックでデータを復元することが可能となり、ダウンタイムの削減と事業継続を実現するとした。バックアップデータの改ざん、暗号化、削除を防止する「イミュータブルバックアップストレージ」も新機能として追加した。アクロニス本社のエゼキエル・シュタイナー・CEOは「イミュータブルストレージ機能により、ランサムウェア攻撃を受けてもバックアップデータが破壊されることはない」と強調した。
Acronis Cyber Protectは、バックアップやEPP(エンドポイント保護基盤)などを提供するオールインワンソリューション。中堅・中小企業向けの「Standard」、エンタープライズやOT環境などを対象にした「Advanced」、大規模IT環境向けの「Backup Advanced」の三つのエディションを展開する。
(岩田晃久)
スイスなどに本社を置くAcronis(アクロニス)の日本法人のアクロニス・ジャパンは3月6日、サイバープロテクション製品「Acronis Cyber Protect 16」を発売した。同製品のバージョンアップは3年半ぶり。EDR(Endpoint Detection and Response)機能の追加、バックアップ向けの機能拡充などを実施。セキュリティーとバックアップを一つの製品で強化できる点を訴求し、顧客獲得を目指す。
EDR機能の搭載について、川崎哲郎社長は急速に進化するAIの存在を挙げ「攻撃者にとっては強力な武器を手に入れたことになる。脅威に対抗していくには、アンチウイルスだけでは不十分であり、EDRが不可欠だ」と述べた。
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