理経は3月31日、米国VOYの空間コンピューターのApple Vision Pro用度数可変レンズアダプター「Adjustable VR Prescription Lenses」の販売を開始すると発表した。
「Adjustable VR Prescription Lenses」と
Apple Vision Pro
Adjustable VR Prescription Lensesは、眼鏡不要でApple Vision Proを使用するための度数可変レンズアダプター。Apple Vision Proは、眼鏡をかけたまま装着ができないため、自分の度数に合わせた専用レンズが必要となる。そのため、複数人で使用する場合には「レンズを取り換える」「ユーザーごとにレンズを用意・管理する」などの煩雑な作業が発生していた。このレンズは、スライド調整のみで簡単に視力調整ができるため、友人、家族、学校、企業など複数のユーザー間でApple Vision Proを容易に共有することが可能となる。
近視と遠視用に2種類のレンズで幅広く対応。近視用レンズは、0Dから-6Dまで調整可能(-6Dは視力が0.01相当の人に対応)で、近視/遠視用レンズは+3Dから-3Dまで調整可能(プラス値での調整で遠視の人に対応)となっている。
価格はオープン。
理経では今後、自社プロジェクトへの導入とともに、一般向けの販売を拡大していく。VOYでは、Apple Vision Pro以外にMeta Quest2やMeta Quest 3、Meta Quest3Sへ対応した可変レンズも販売している。