BIはOLAPやデータマイニングやテキストマイニングなどの技術によって、エンドユーザがアイコンなどを使っていちいちDSSなどの専門家の手をわずらわすことなく、ユーザーフレンドリーに膨大なデータの宝の山のなかから有望顧客の発掘や利益の増加要因をみずから発見できるようにするところに特色がある。そこに着目して、SASは従来からよく使われてきたROI(投資効果指標)を意識的にReturn of Intelligenceと呼び変えてBIの重要性を強調している。その結果、BIとの相乗効果が最も高いCRMでも、従来からのオペレーションCRMからアナリティカルCRMへ、更に今後はストラテジックCRMへと変化することによって、IDCが現在は400%位と見ているBIの投資効果指標としてのROIも今後は更に飛躍的に向上していくことになるであろう。