既存ビジネスモデルの破壊か、進化か? ブロックチェーンの革新
<既存ビジネスモデルの破壊か、進化か? ブロックチェーンの革新>(63)活発化するSIerのビジネス
2017/11/15 09:00
週刊BCN 2017年11月06日vol.1701掲載
SIerのブロックチェーンビジネスが活発化し始めた。シーエーシー(CAC)は、凸版印刷と共同で、ブロックチェーンとAI、IoTを組み合わせたPoCサポートサービスを開始する。(取材・文/本多和幸)
両社は、CACがもつブロックチェーン技術やAI技術と凸版印刷がもつIoT技術を融合するとともに、両社がそれぞれ培ってきた金融機関向けソリューションやID管理、マーケティングでの知見を生かして新たなサービスを構築したという。
まずは、ユーザーの製品やサービスのデジタルトランスフォーメーションに向けて、コンサルティングからシステム開発、結果検証までをトータルソリューションで支援するPoCサポートサービスを金融機関向けに、11月から提供する。基本料金は300万円からで、コンサルティング、試作開発費、結果検証費などを含む。
また、ブロックチェーンの活用イメージや両者の知見を披露すべく、ブロックチェーンを活用したP2P保険のデモンストレーションを、10月26日、27日に東京国際フォーラムで開かれた金融国際情報技術展で公開し、大きな注目を集めた。
PoCサポートサービスを
金融機関向けに提供開始
P2P保険とは、グループ保険の一種で、シェアリングエコノミーを保険分野に適用し、同じ種類の保険の加入者同士をつないで保険リスクをシェアし合うものだ。
具体的には、次のような仕組みになるという。「SNSなどを通じて信頼できる消費者同士がネットワーク上でグループを形成し、それぞれが支払う保険料をネットワーク上のデータベースに保管する。少額の保険金請求に対しては、このデータベースから保険金の支払いを行い、それを超える分については外部の保険会社から支払う。これにより、信頼できる加入者同士でお互いに保険金支払いが発生する可能性のあるリスク行動を減少させるモチベーションを生み出す。保険が使われなければ翌年度の保険料が大幅にディスカウントされるなど、保険会社と加入者双方へのメリットが期待できる」。
現在、CAC社内では、ブロックチェーンを活用した仮想通貨システムを汎用的なトークンエコノミーとしてさまざまなユースケースに応用する実証実験を行っており、その一環として、P2P保険システムの開発を進めているという。
デモシステムでは、ブロックチェーンとスマートコントラクトの仕組みを使ってP2P保険のシステムを構築し、保険リスク情報を各保険会社・仲介会社間で共有するとともに、共有したくないデータは、特定の会社のノード間のみで復号可能なデータとして秘匿できる仕組みを実現している。
SIerのブロックチェーンビジネスが活発化し始めた。シーエーシー(CAC)は、凸版印刷と共同で、ブロックチェーンとAI、IoTを組み合わせたPoCサポートサービスを開始する。(取材・文/本多和幸)
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