HTML

 「HyperText Markup Language」(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略。ウェブサイトを構築するための言語として、世界中で広く使われている。

 HTMLは1989年、スイスにある欧州原子核研究機構(CERN)で誕生した。CERNに所属する欧州各国の科学者が、言葉の壁を越えて効率よく情報共有できるようにすることが目的だった。設計したのは、英国の科学者、ティム・バーナーズ=リーといわれている。

 HTMLは、ウェブサイトで表示する文書の「書式」といわれる。「タグ」と呼ばれる目印を使ってウェブサイトを構成する要素を組み合わせ、一つの文書をつくりあげる仕組みだ。

 例えば、ウェブサイトで「キーワード」というタイトルを表示する場合は、「<title>キーワード</title>」となる。<title>と</title>の部分がタグにあたる。また、画像を表示する際は、「<img src="画像ファイル名">」と表記する。

 HTMLを使うと、見栄えのいいウェブサイトを構築することができる。タグ自体は理解しやすい英単語で、プログラミングの専門知識がなくても利用できるのがHTMLの特徴といわれている。しかし、表記にわずかなミスがあると、全体の表示に影響が出る点は注意が必要だ。

 HTMLは、継続的に仕様が更新されている。現在は「W3C」(World Wide Web Consortium)と「WHATWG」(Web Hypertext Application Technology Working Group)の各団体が仕様を管理している。

CSS

 「Cascading Style Sheets」(カスケーディング・スタイル・シート)の略。HTMLと組み合わせて使う言語で、ウェブサイトを装飾するために活用する。

 CSSは、左欄でも紹介した標準化団体「W3C」が1996年に開発したのが最初の動きだ。当初は普及しなかったが、2000年に入ってから、ブラウザがCSSに対応し始め、注目が集まるようになった。

 CSSを使ってウェブサイトを構築すると、文字の大きさや色などを容易に変更することが可能。HTMLでも見栄えの調整はできるが、文書構造の乱れなどが懸念されるため、一般的にレイアウト関係はCSSを用いることがすすめられている。

 具体的には、HTMLと同じように装飾の範囲を指定して表記する。例えば、「P」という要素の色を赤くしたい場合は、「P{color:red;}」と書く。一方、背景色を青くしたい場合は、「P{background: blue;}」と記述する。

 このほか、PCやスマートフォンなど、ウェブサイトを閲覧しているユーザーのデバイスに応じて表示スタイルを変えることができる。ソースコードを簡素化し、ウェブサイトの読み込み速度の向上が期待できるという意見もある。

 CSSは、レベルごとにバージョンがある。最初のバージョンはCSS1で、次が98年に確定したCSS2。現在は、11年から策定が続いているCSS3が最新だ。CSS3は、厳密にはまだ標準化されていないが、すでに多くのウェブサイトで使われている。