昨年は、将来を見据えて社内の仕組みを見直し、今一度マインドセットを固めた年だった。常々言っているのは、数字的成果はプロセスの結果でしかないということ。プロセスを大事に、どちらを向いて走ればいいのか、何を努力すればいいのかを一人ひとりが考えて、継続していくことが重要だと思う。

201801111935_1.jpg

小島 基
社長

 そうした意味では、新たに「ソリューション開発本部」を設け、業種の垣根を越えて横ぐしでソリューションをつくることを強化した。また、富士通社内のコンベンションや海外の学会で論文を発表したり、シリコンバレーの視察を行うなど海外に目を向けたりして、いくつかのチャレンジを行うことができた。数字もさることながら、会社のなかの土台も強くなってきていると実感している。

 発表の通り、富士通ビー・エス・シーは今年2月1日をもって、富士通の完全子会社となる。エンベデッドや「FENCEシリーズ」に代表されるセキュリティをはじめとして、技術力がある会社だと評価されている。ここをかたちにして、磨いて伸ばすことがグループのなかで求められる役割だと思うし、やるべきことだと考えている。

 さらに、11月には設立55周年を迎える。それだけ長い歴史のなかで、さまざまな変遷を経て今日に至るわけだが、これから10年先を考えたとき、今年は一つの節目になるだろう。それはある意味で、時が来たということ。すなわちチャンスだ。この追い風を生かして、もう一段ステップアップできる年にしたい。