昨年は2019年度が最終年度となる中期経営計画の最初の年だった。このため改革を一気に進めた。そのなかでも最も大きかったのが販売会社改革だ。販売戦略は、競合他社も相当力を入れて取り組んでいる。激しい競争のなかで、これまで通りの販社任せの戦略では厳しく、大規模な販売部門の改革に踏み切った。販売部門をスリム化するなど非常に痛みの出た年となったが、一方、為替にはずいぶん救われ、当初予定していた利益を上ぶれすることができた。

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波多野 徹
社長

 商品ポートフォリオも変えている。大判プリンタの販売に力を注ぐとともに、LED技術を使ったインダストリプリンタの開発などに着手している。さらにプリンタのエンジンそのものを抜本的に変えていく計画だ。

 今年は改革の勢いを止めずに、加速していく。昨年は5年ぶりに海外の現地幹部を集めたミーティングを実施した。OKI本社の役員にも参加してもらい、方針や方向性のすり合わせを行い、齟齬を埋めた。こうした活動は今後も続ける。また、開発のスピードを上げ、一刻も早く製品を出していく。

 プリンタ市場で生き残るためには、ベーシックなところの革新が必要だ。魅力的なプリンタとは何かを含めて、改めて見直す段階にきている。昨年は戦略的転換点をキャッチフレーズに進めてきた。今後はそれに加えてグローバル連携を強化する。海外の拠点で見出した事例や取り組み方を共有し、一つのチームとして取り組んでいく。