IoTやビッグデータ分析、AIなどのデジタル技術によって、事業部門におけるIT活用の幅が一段と広がった。これを「現場のデジタライゼーション」と位置づけ、重点領域に位置づけている。事業部門のデジタル活用を推し進めるには、従来型の基幹業務システム中心の手法ではうまくいかない。ユーザーとともに実証実験に取り組むなど、より現場に密着した手法が一層重要になる。

北野昌宏
社長

 当社は、全国約300拠点、およそ3000人のエンジニアを展開している。また、データセンターも多数運用しており、システム開発から運用、その後の保守サービスまでワンストップで提供できるのが強みである。従来は設計→開発→運用→保守の流れだったとすれば、これからは保守の現場からデジタライゼーションを起案したり、DevOpsのように開発と運用が一体的に動くアプローチが有効だったりと、これまでのITライフサイクルとは違った動きが求められている。

 また、当社は中堅・中小企業の顧客を多くもたせていただいている。この領域には大手ユーザーとは違ったアプローチが必要だ。個別SIや実証実験に時間をかけるよりは、デジタライゼーションをある種のパッケージサービスのようにして、もっと気軽に使ってもらえるようにしていかなければならない。

 デジタライゼーションによって、就労人口の減少をITでカバーしたり、国際的な競争力を高めたりする効果が期待できる。当社としても、こうした取り組みを推進することで、産業や経済の活性化に貢献していく考えだ。