企業のIT投資への意欲が強く、18年は全ての事業部が売り上げを伸ばした。課題は、以前から続いているエンジニア不足。システム開発の案件は多いが、エンジニア不足で対応できていない。この先2年は、この状況が続くだろう。

今城義和
社長
 その後は少し落ち着くとみている。基幹システムなどの既存システムへの投資が減ると考えられるためだ。一方で、デジタルトランスフォーメーション(DX)をはじめとする新しい技術分野は、着実に伸びてきている。デジタル化の流れを取り込み、ビジネスモデルを変革する動きに対しては、顧客も敏感になってきた。

 このトレンドを踏まえ、当社では市場の変化をチャンスとするために「新技術対応力の習得」を掲げ、積極的に取り組んでいる。中でもAIやIoTなどの基礎研究を推し進め、当社の中核であるシステム開発に新技術を融合していくことが重要だと考えている。

 AIの進歩は、システム開発の在り方にも影響を与えることは間違いない。AIによるプログラミングの自動化は、いよいよ現実味を帯びてきた。その点は脅威を感じるが、たとえそうなったとしても、しっかり対応できるように、ビジネスモデルの変革に取り組んでいく。サービス利用型への転換は、その一つ。技術革新をトリガーとして、新たな自社サービスを展開していきたい。

 現在は受託開発が中心だが、その殻を突き破り、変化の激しいこの時代において、さらなる発展を目指す。DX時代に飛躍する新生NSDへ。今年は、そのシフトチェンジに向けた基盤構築の年とする。