ITで業務を効率化し、さらにビジネスを変革しようとするお客様の意識の高まりを感じている。昨年、主力の業務パッケージで新バージョンの「GrowOne 人事SX」「GrowOne 給与SX」の提供を開始したが、既存のお客様はもちろん、新規のお客様からも多くの問い合わせをいただいている。当社では、スクラッチ開発とパッケージ導入のメリットを併せ持つ「セミオーダー型」での提案が可能であり、製品そのものの品質に加えて、この柔軟性を評価いただけたものと考えている。

荻山得哉
社長
 AIのような新規領域でも、売り上げにつながる案件が生まれてきた。人事・給与・勤怠のデータを分析し、従業員の退職の可能性を検知するソリューションは、人の確保の難しさが切実な人事担当の方々から引き合いをいただいている。IoTでも、設備・機械の予測保守で成果が出始めた。

 市況はまだしばらく堅調に推移すると考えているが、日本経済が成熟期を迎えている以上、マーケットの大きな拡大を前提に事業を計画できる時代ではない。新しい技術を貪欲に取り込み、ビジネスの効率や収益性を高める方向で成長を続けていきたい。

 今年はさらに対応可能な業務の幅を広げ、お客様がITに関して実現したいことをより広くカバーできる会社になることで、事業を伸ばしていく。自社で新たなソリューション開発に取り組むのはもちろんだが、「自前主義」にこだわることなく、優れた製品や技術をもつ企業との協業を積極的に進め、補完関係を広げていく考えだ。