クラウドを巡る市場の状況が従来よりもさらに一歩進んだ段階に入り始めている。多くのレイヤーで多くのサービスがあるが、市場における選別、淘汰の状況がはっきりしてきた感がある。

和田成史
社長
 そんな中でオービックビジネスコンサルタント(OBC)はマイクロソフトとタッグを組み、全面的なクラウドシフトに踏み出した。18年2月、主力の中堅・中小企業向け「奉行i」シリーズのクラウド化第1弾として、「勘定奉行」「給与奉行」のSaaS版をリリースし、「奉行クラウド」ブランドの製品を世に出した。7月には、APIを活用して他のシステムと連携させることができる「API version」もリリースし、奉行クラウドとの連携ソリューションをラインアップしたいパートナー向けに、API開発環境と開発者ポータルも提供し始めた。奉行クラウドとAPI連携できるサードパーティー製品は40製品以上になっている。

 クラウドのトップベンダーの一社であるマイクロソフトの「Microsoft Azure」をフル活用した奉行クラウドは、セキュリティー、パフォーマンス、可用性など基幹業務ソフトに求められる信頼性をしっかり担保している。マイクロソフトの巨大な開発投資の成果を継続して共有できることは、お客様に対しても大きなメリットになるはずだ。当社としては奉行クラウドにより、業務ソフト市場でこれからも勝ち続けるための筋書きをつくることができたと自負している。19年は、パートナーとともに奉行クラウドの成長を本格化させる年になる。