ユーザー企業と共に考え、一緒に解決方法を創り出す姿勢をより明確にしていきたい。キーワードの「共想、共創」は、経営的、業務的な課題の解決方法をユーザーと一緒になって考え、解決策を見つけ出していく意味を込めた。これには時間も人手もかかるし、有効な解決策をすぐに見つけられる保証もない。最初のうちは一部こちらの持ち出しになることもあると思うが、それでもユーザーとの共想、共創を通じて、新しい商材やサービスを創り出していく。

金澤 明
社長

 直近の事例では、サッポログループが19年夏から活用を始めた商品需給計画システムがある。酒類や飲料、食品といったを需要特性の異なる商品を対象に需給を予測するもの。数理技術を駆使して、科学的な需要予測を行う当社の「FOREMAST(フォーマスト)」をベースにしつつも、サッポログループ各社と課題解決に取り組んだ。

 折しも、働き方改革の一層の推進や、物流を担う人員の人手不足の課題が顕在化するなか、カテゴリーの異なる商品の業務フローを統一し、計画主導型のロジスティクス業務を実現し、省力化や合理化、欠品なき在庫削減につなげた。ベースとなった「FOREMAST」にも搭載されている「需要予測モデルの動的決定技術」は、発明協会が主催する令和元年度の近畿地方発明表彰で「発明奨励賞」もいただくことができた。

 ユーザー企業の課題解決を、ユーザーと力を合わせて解決する。その過程で、当社にしかできない付加価値の高いビジネスを一段と増やしていく。