SI事業がかなり堅調で、人手不足が続き高稼働な状態にある。ただし既存案件が中心で、新しいデジタル領域にも取り組んでいるが、比率としてはまだまだ低い。その中でクラウドビジネスは着実に進展していて、中堅・中小企業のお客様の間でもAWSやAzure、Salesforceなどの採用が増え、成長率も伸びてきている。

杉山 清
社長

 強化領域として定めるクラウド、AI、IoT、セキュリティなどの人材育成は順調に進行している。21年度で3500人まで拡大していく方針。教育を受けた人材が学んだ内容を実行できるか、案件が行き渡るかが課題で、デジタル人材が活躍できる場についても検討している。

 今年はNECの「2020中期経営計画」の最終年度にあたる。社内のデジタル化による生産性向上や成長領域へのシフトを促進することで、売上収益3兆円、営業利益1500億円の目標に貢献してきたい。営業ではSalesforceを活用した情報共有などに取り組んでいる。今年は特にSEがデジタルツールを活用して業務プロセスを見直せるようにしたい。

 国内人口が減少し、将来的には当社の社員数も減っていく。変化に対応していかなければ会社が存続できない状態にある。変革していかなければ生き残っていくことができない中で、どう生きていくのか。社員には当事者意識をもち、主体的に自分の働き方を考えていってもらいたい。デジタルトランスフォーメーションの推進をはじめ、会社もそれをサポートしながら変革を続けていく。