基幹系を中心とした業務ソフトの市場でも、クラウドの大きな波による事業環境の変化が現実のものになってきている。オービックビジネスコンサルタントは過去7年ほどかけて、企業文化の変革に取り組んできた。具体的な製品としては、18年2月に主力のSMB向け基幹業務ソフト「奉行i」を全面SaaS化して「奉行クラウド」シリーズとして販売していく方針を打ち出し、19年10月についにフルラインアップが出揃った。時間をかけてクラウドシフトの必要性を社内に浸透させてきた効果もあり、全社でクラウドビジネスに注力して新たな成長の柱をつくっていこうという意識はスムーズに共有できた手応えがある。

和田成史
社長

 昨年は、消費税改正やWindows 7のEOSといった大きなイベントが業務ソフト市場の追い風になったが、それ以上に中堅中小企業向け基幹業務ソフトのお客様が本格的にクラウドに向かい始めたのが特筆すべき動きだった。販売パートナーのみなさんも、こうしたマーケットの変化を実感し、自社のビジネスの変革を考え始めている。

 クラウドの大きなメリットは、「つながる・広がる」世界をより簡単に実現して、業務の自動化を推進できること。奉行クラウドはすでに多くの外部サービスとのAPI連携を実現しているし、直近ではAPIライブラリーを拡充し、より幅広いパートナーが奉行クラウドに自分たちの付加価値を乗せやすい環境を整備した。パートナーとともにクラウドビジネスを成長させていく準備はできており、一緒に「つながる広がる」社会を実現したい。