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「ハイブリッドクラウド」の用語解説、メリットとデメリットは?
2021/09/07 18:33
週刊BCN 2021年09月06日vol.1889掲載
データやサーバーの運用方法の一つ。自社で所有・管理するデータセンターなどのオンプレミス環境や複数のパブリッククラウド、プライベートクラウドを組み合わせて運用する手法を指す。
オンプレミス環境は、自社に適したシステムを自由に構築できるカスタマイズ性や、同一ネットワーク内にある既存システムとの連携に強みがある。一方、導入時の費用が高額となるほか、運用・保守の人材を常に確保しておく必要があるなど、維持するためのリソース確保も課題となっている。
これに対してクラウドは、外部ベンダーが保有する資産を利用することから初期費用や調達コストを下げられ、運用・保守に関する負担も比較的抑えられる。さらに、ITリソースの追加や縮小も容易に行えるため、サイジングを最適化できるメリットもある。
オンプレミスとクラウドを並行して使うことで、物理サーバーのバックアップをクラウド上に置いてBCP対策としたり、オンプレミスへの負荷が集中した場合にクラウドを分散先にしたりと、互いの利点を生かして運用の柔軟性を高められる。
ただ、複数の環境を利用するため、運用が複雑になるなどのデメリットもある。また、規模が小さい企業では、クラウド移行のスキルやノウハウが乏しいことも多く、メリットを生かすには課題も多い。
データやサーバーの運用方法の一つ。自社で所有・管理するデータセンターなどのオンプレミス環境や複数のパブリッククラウド、プライベートクラウドを組み合わせて運用する手法を指す。
オンプレミス環境は、自社に適したシステムを自由に構築できるカスタマイズ性や、同一ネットワーク内にある既存システムとの連携に強みがある。一方、導入時の費用が高額となるほか、運用・保守の人材を常に確保しておく必要があるなど、維持するためのリソース確保も課題となっている。
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