ネットワークストレージ市場に新たな巨人が現れようとしている。

 米ブロケード コミュニケーションズシステムズは3月25日、プライベートカンファレンス「Brocade Vision Summit」をシリコンバレーで開催した。同社はSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)環境におけるファイバーチャネルスイッチ製品市場で「90%以上のシェアを誇る」(同社)ベンチャー企業。その成長スピードや成長モデルは、シスコシステムズの再来とも評される。

 SAN環境を構築するケースはエンタープライズ規模の企業が多く、それは日本でも顕著な傾向となっている。しかし、日本での知名度はいまひとつ高くない。それは同社のビジネスモデルに関係するのだろう。

 というのも、OEM供給が売り上げの90%を占めているからだ。富士通、NEC、日立製作所、コンパックコンピュータ、日本IBM、日本HPなど、国内でサーバーを含む統合ストレージソリューションを展開する企業は必ずといっていいほど、ファイバーチャネルでストレージ接続を行う際に、同社のスイッチ製品を活用している。

 日本法人は2001年4月に設立されたばかり。シスコレベルの巨大企業に成長するかどうか。今後の展開が期待される。