▼外部記憶装置の動向を見ていたら、記録型DVDに次いで外付けハードディスクの伸びが高いことが目を引いた。伸び率は、月を追って高くなっており、11月は前年同月比84.3%増となった。記録型DVDは同297%増と凄い勢いだが、それに次ぐ伸びで、年間を通しても同じパターンを示すことになりそうだ。

▼実際には何が伸びているのか。調べてみると6月以降、120GBが急成長、10月には80GBを抜いた。11月の場合、全体に占めるシェアは、120GBが28.9%、80GBが22.9%で、合わせると51.8%となり、50%を超えた。実売台数で見ると、60GB以下のモデルもそう売れ行きを落としているわけではなく、市場構造としては大容量モデルがオンされた形になっている。

▼こうした数字を見ていると、本体を買い替えずにハードディスクの増強で間に合わせるユーザーが増えているんだなと思う。OSにしろ、CPUにしろ、普段使うだけなら不満のないレベルに入った。最新バージョンに急いで買い替える必要もないが、ハードディスクは安くなっていることだし、取り敢えずディスクだけは増強するか、という冷めたというか、パソコンの本質を分かってきたユーザーが増えているということなのだろう。

▼本体メーカーには短期的に大変だが、中長期で見ればこうしたユーザーをこそ大事にして、買い替える気を起こさせるパンチ力を持ったマシンを開発しなければならないということだろう。