北斗七星

北斗七星 2004年2月9日付 Vol.1026

2004/02/09 15:38

週刊BCN 2004年02月09日vol.1026掲載

▼アフターマーケットにおける記録型DVDドライブ市場で大きなシェア変動が起きている。日立LG、NECなどが急台頭、ライセンスホルダーの影が薄くなりつつあるのである。このままいけば、松下電器産業、パイオニア、リコーというライセンスホルダーの合計シェアが50%を切るのは時間の問題だろう。民生用のDVD市場と異なり、アフターマーケットの市場構造は独特である。ブランドでは、アイ・オー・データ機器、バッファロー、ロジテックのサードベンダー御3家が高いシェアを持っているが、各社とも調達するドライブについては極めてシビアな態度で臨んでいる。

▼規格対立のなかで、結局ユーザーが選んだのはマルチフォーマット化であり、そのニーズに応えたのが日立LGやNECだった。日立LGは、いち早くDVD─R/+R/RAM/─RW/+RWとすべての規格に対応し、これがユーザーの支持を得た。こうした流れを見ていると、ライセンスホルダーであるがゆえに後手を引かざるを得なかったという構図が浮かび上がる。

▼面子、意地からも他方式を率先して導入するわけにはいかない。シェア急落から慌てて手当てしても、この世界で半年あるいは1年間後手を引けば、致命的である。2層化という新たな技術革新が見えているので再びシェアが動く可能性はありそうだが、それにしても規格分裂というのは不毛の戦いだなと思う。特に4・7GBはどこも儲けるひまなく、20 GB帯に移行していくことになりそうである。
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