ブロードバンドの普及促進に取り組む特定非営利活動(NPO)法人、ブロードバンド・アソシエーションが特別講演会を開いた。

 冒頭の挨拶で、同NPOの藤田史郎会長(NTTデータシニアアドバイザー)は、「米国や韓国などでコンテンツビジネスが拡大している。ブロードバンドの普及には、日本でも幅広いコンテンツが登場しなければならない」と訴えた。

 続いて、通信事業者の立場から立川敬二・NTTドコモ社長が基調講演を行い、「当社が大容量のコンテンツを流すためのインフラ整備に一層力を注ぎ、コンテンツ事業者が良いコンテンツを提供することが最適だ」との考えを示した。これを一言で「連携」と表現する。

 確かに、携帯電話の通信インフラはまだ改善の余地はあるが、インフラだけが整い、コンテンツが枯渇したままでも意味がない。コンテンツを普及させるための「連携」を行うのであれば、インフラ整備だけではなく、良いコンテンツ事業者が育つような環境づくりも重要なのではないか。

 1つの方法として、欧米で主流である通信業者がコンテンツ事業者からコンテンツサービスを買い取るビジネスを採用するのはどうだろうか。リスクの小さい“料金徴収代行”をメインとするNTTドコモが参入して、果たして上手くいくかどうかは別問題だが…。