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パソコン産業の歴史そのもの

2005/07/11 15:27

週刊BCN 2005年07月11日vol.1096掲載

 6月28日、東京都内のホテルで米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が発起人となり、「古川享を囲む会」が開催された。この会は、古川氏が6月30日付でマイクロソフトを退社したのにともない、「マイクロソフトからの卒業」を祝う会として開催された。ゲイツ氏は、「サム古川は、日本での最新テクノロジーに関する情報をいつも届けてくれた」と古川氏のことを讃えた。

 会場にはパソコンメーカーやソフトメーカーなど、古川氏と共に日本のパソコン産業育成に寄与した面々500人弱が集まった。これだけの顔ぶれが一堂に集まる機会はさすがに珍しく、会場のあちこちで、「懐かしいね」という声が飛び交った。

 マイクロソフト日本法人設立記念パーティや、ウィンドウズ95の発表会のビデオも公開され、古川氏やゲイツ会長の姿が映し出されると、「若いなあ…」との声も。

 会場には前マイクロソフト日本法人社長のマイケル・ローディング氏や、7月から社長に就任したダレン・ヒューストン氏の姿もあった。実は当初参加の予定がなかったそうだが、「この会に参加すれば、日本のパソコン産業の歴史がすべてわかる」との助言があり、参加を決めたのだとか。
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