アイアンに求められるのは、正確な距離と方向性。

 130ヤードの距離を打ちたい時に140ヤード飛ばして喜ぶプレーヤーはたぶんいないでしょう。

 さて、ご自分のアイアン、各番手ごとの飛距離を把握していますか。自信をもってそれを言うことができますか。多くの人はあいまいな物差しをもっているのではないでしょうか。

 自分の都合で、各番手の距離を10ヤードごとに設定していたりすることがとても多いと思います。

 ですから、まずは各番手のキャリーの距離、そしてランを含めた距離を正確に測ることです。各番手ごとの飛距離を正確に把握してプレーすれば、間違いなくスコアは良くなるでしょう。

 その上で、クラブの調整をすれば、正確な距離感を持つことになります。

 こんな具合です。「5番が161ヤード、6番が155ヤード、7番が142ヤード…」。

 この例の場合、ちょっと5番と6番が接近しているのが気になります。6番の距離を落とすより、思い切って5番の距離をのばすよう調整してみましょう。

 アイアンで距離を調整するには、通常ロフト角を変えます(注1)。ロフトを立てれば、バックスピンが抑えられ、弾道は低くなり、ランが出て距離が伸びます。

 ロフト角は専用の機械で計測しながら調整するのが確実ですから、ゴルフショップに依頼されることをおすすめします。ロフト角は、アイアンのモデルによっても違います。最近は、アイアンでも距離が出せるように最初からロフト角を立てて設計されているものもあります。

 近年のヒットモデル、ミズノ「MP33」とダンロップ「XXIO(ゼクシオ)」について、アイアンのロフト角の違いを見てみましょう。ゼクシオの方がだいたい一番手分立っているのがお分かりでしょう。

(注1)アイアンヘッドの素材によっては、ロフト角の調整ができないものもありますので、ご注意ください。

[ナカシマケンジ]
profile
1955年生まれ。79年、留学先の米ユタ州で本格的にゴルフを始める。95年、オーストラリアのシドニーに移住。99年、ゴルフのカスタムフィッティングの店「K's Golf」開店。