毎年9月は、個人向けセキュリティソフトの新バージョンが各社から出揃うシーズンだ。4月にパターンファイルの不具合を起こしたトレンドマイクロ、店頭シェアをジワジワと伸ばすマカフィー、個人向け市場に今年参入したコンピュータ・アソシエイツ(CA)などが新版をすでに発表した。各社それぞれの強みを生かした新機能を搭載しシェアアップを狙う。

 ところが、年間販売数トップを表彰する「BCN AWARD」のセキュリティソフト部門で4年連続の最優秀賞を獲得しているシマンテックが、未だ新版を発表していない。シマンテックは新バージョン発表の際、毎年都内のホテルで大々的な記者発表会を開くのが恒例。だが、今年は「9月中の発表はない…」(シマンテック関係者)とか。

 セキュリティ業界関係者からは、「シマンテックはいつ発表するの?」との声があちこちから聞こえており、「シマンテックはいつか?」が静かな話題となっている。

 シマンテックは今年6月、ベリタスソフトウェアと合併した。ベリタスが持つ機能をどのように融合させるのかに注目が集まる。ユーザーも心待ちにしているはずだ。

 満を持しての登場で、訴求力をさらに高めることも期待できるが、次々と新たな脅威が現れているだけに、「待たせ過ぎ」という皮肉も出そうだが…。