オーストラリアでは、キャディはつきません。日本でいうセルフプレーが基本です。

 セルフプレーでは、ゴルフバッグは、「担ぐ」、「カートに乗せる」、「バギーを使う」の3つがあります。ジュニアのプレーヤーがスタンド付きのバッグを担いでゴルフをしているのは、フレッシュな感じがしてとてもいい光景です。

 カート(ゴルフカーと呼びます)に乗ってプレーするというのは、ゴールドコーストなどのリゾートコースでよく見かけますが、個人的な意見としては、歩かないという点であまりお奨めしません。バギーにバッグを乗せて自分で引っ張るのが、ここシドニーでは普通です。

 写真①のようなタイプを、一般的にプル・バギーまたは単にバギーと呼んでいます。オーストラリアではゴルフを始める時、バギーはゴルフクラブ同様、必ず必要です。折りたたみ式で、価格も日本円で4000円くらいからあって手頃です。

 最近は3輪タイプも増えています。引くのではなく押しているので、厳密にはプルではないのですが、引くより押す方が身体への負担が少ないということで普及してきました。

 それをもっと楽にしたのが電動バギー(写真②)。ここ数年、新しいメーカーが参入し、価格も安くなってきたので、特にシニアと女性プレーヤーの使用が多くなりました。

 価格は3万円くらいからありますが、高いものでは20万円以上します。通常、家庭用電源でバッテリーを充電し、電気モーターでバギーを動かすシンプルなつくりですが、リモコン付き、それも左右に動かせるといった機能が付いた、いわばデラックス仕様もあって多様です。

 私事ですが、気持ちとしてはジュニアのようにバッグを担ぎたい。しかし現実は3輪バギーを押しています。ところが、ホームコースは坂が多く、特に9番と18番の上りがきつい。シニアの年となった今年、電動バギーの購入を考えるようになりました。安楽への誘惑に負けそうです。

[ナカシマケンジ]
profile
1955年生まれ。79年、留学先の米ユタ州で本格的にゴルフを始める。95年、オーストラリアのシドニーに移住。99年、ゴルフのカスタムフィッティングの店「K's Golf」開店。