私がパターで重要だと思うのは、その長さです。市販のパターは通常33インチから35インチくらいです。

 ところが、この長さがすべてのプレーヤーに合うとは限りません。お店で買ってそのまま使う人が意外に多いのですが、例えば34インチのパターは、小柄な女性には絶対合わない長さです。

 長すぎるパターをもてあましてグリップの下の方をもって打っている人を見かけたことはありませんか。もっとひどいのは、グリップより下、シャフトを握っている場合もあります。

 そんな持ち方をすると、グリップの上端が身体やシャツなどに触れてしまい、良いパットは期待できません。

 パターの場合、ボールの位置は目の真下になるのが良いとされています(写真①)。それは、ボールをラインに打ち出しやすいからです。ところがシャフトが長すぎる場合(写真②)には、ボールが目の真下より外になり、狙ったラインよりプッシュアウトする傾向にあります。また短すぎる場合(写真③)にはその逆で、どちらかというと引っ掛ける、つまりターゲットより左に打ち出してしまいます(右ききの場合)。

 そこで、まずボールを置いてパターを構えてください。ボールがちゃんと目の真下にきているかどうかチェックしてもらいましょう。そして適正な長さを見つけたら、ゴルフショップで調整してもらってください。

 ただし、長さを短くするとヘッドが軽く、長くすると逆に重く感じられますから、バランス調整をおすすめます。ヘッドが軽すぎると特にロングパットの距離感が合いにくいとされていますからご注意ください。

 アマチュアゴルファーにとって、パターはドライバーやアイアンに比べるとあまり練習しないクラブですが、1打の重みは他のクラブと同じか、またはそれ以上です。自分に合ったパターを見つけて、どんどん練習してください。きっとスコアアップにつながるはずです。

[ナカシマケンジ]
profile
1955年生まれ。79年、留学先の米ユタ州で本格的にゴルフを始める。95年、オーストラリアのシドニーに移住。99年、ゴルフのカスタムフィッティングの店「K's Golf」開店。