NECや富士通など大手パソコンメーカーが2005年12月中旬に新製品を発表した。

 ほとんどのモデルが1月6日からの発売であるものの、12月22日に店頭に並んだモデルもある。最近では、“冬商戦向け”と呼ばれていたモデルが9月に発売され、各社が“秋冬商戦向け”とうたうようになった。今回の製品は、“春商戦向け”というよりも“年末年始春商戦向け”というところか。

 「個人向けパソコン市場が拡大傾向にあり、パソコン専門店や家電量販店のパソコンコーナーが活況を呈している」と、電子情報技術産業協会(JEITA)では分析している。新製品の発売を早めているのは、パソコンの販売を一段と活性化させるとの意欲からといえよう。

 そうなると、“夏商戦向け”といわれる製品の発売時期が気になる。順当にいけば5月の大型連休以降。さすがに新製品が出始めたばかりであるため、各社ともコメントは控えている。

 しかし、06年6月はサッカーのワールドカップがある。液晶テレビメーカーは、需要を確実に捉えるための最適な時期に新製品を発売してくる。今回、発売を早めた本当の狙いは、「液晶テレビに先を越されないための準備を、今から進めたのではないか」との見方もある。