台湾の通行料金徴収電子システム(ETC)が旧正月明けの2月10日に台湾の高速道路で稼働し始めた。

 一時間当りの車の通行処理は、ETC利用以前が1000台程度だったのに対し1400台から1600台になるという見込みであった。

 しかし、予想を裏切り一般の評価は芳しくないスタートを切った。ETC専用レーンを増やしたため従来型の回数券と現金支払いレーンの数が減少。このためETC未対応の車はいつもよりも長い列に並ばざるを得ないこととなった。通行量の多い旧正月後ということもあり、人々の不満はピークに達した。

 利用者が設置するために支払う投資額は、機器が特別の割引料金で日本円にして3000円足らずとはいえ、IC Cardの購入など最初に必要となるコストは小さくない。

 このプロジェクトは、民間の遠通が政府からビジネスを委託される形でスタート。BOT(Build Operate and Transfer)という悪名高いスキームとなった。

 BOTスキームは結果的に常に利用者にツケを払わせることになる。(台北発)