「不倫の心配のないシングル同士の紹介」がウリの出会い系「eHarmony.com」(カリフォルニア州)が、「既婚者を差別している」と訴えられた。

 原告は弁護士ジョン・クラーセン氏(36)。昨年5月から別居状態だが離婚成立までにはあと2か月かかる。サッサと新しい人生に気持ちを切り替えたい同氏は早速オンラインの出会い系を試してみた。ところが婚姻歴を「法的別居状態」と正直に入力したのがアダとなり、「2時間かけてやっとのことでプロフィールを入力したら最後の最後にポップアップの警告が出て“ご紹介できません”って言うんだ」。クラーセン氏はカンカンだ。

 婚姻歴による差別は州民法第51条で禁じられている。これを根拠に氏は同社に1万2千ドルの支払いを求めている。

 同社は氏に「ユーザーの大半は離婚・死別・初婚の相手を希望している」とメールで説明、「ルールはたいていの人にとって何がベストかを基準に作ります。(離婚が成立したら)是非いらしてください」とした。「私はただ人生を立て直したいだけだ。個人としてその権利はあるだろう。デートしてどこがいけない?」─2か月が待ち切れない氏であった。(サンフランシスコ発)