マーキュリー紙に美人が出たら、それだけで事件だ。何者か?

 ゲーム界最大手エレクトロニック・アーツ(EA)に「彼を返して」と訴えた伝説のブログ“EA未亡人”のエリン・ホフマンさんだった。

 小さな告発が激震を呼んで集団提訴に発展したEA残業代未払い訴訟は25日、会社側が計1490万ドルを社員たちに支払うことで和解が成立。

 エリンさんは元婚約者のハスティさんと南カリフォルニアの小さなゲーム会社で働いていた。会社が倒産したため、彼だけ同僚たちとEAに再就職。出社2日目から週6日の追い込みに入り、3か月後には毎日13時間の無休臨戦体制に。疲弊した開発チームはミスを頻発し、氏はアレルギーで激ヤセ。見かねたエリンさんは「みんなゲームが好きでタイトルの成功だけ願って働いている。善意の報いがこの虐待だ」と怒りを原稿にぶちまけた。

 ハスティさんは集団提訴に筆頭で名乗りを上げ、数日後に辞職。今はNYのスタジオで再びふたり仲良く働いている。

 ゲーム業界人が互いの職場環境の情報を交換し合うフォーラム「GameWatch.org」は、エリンさんたちが立ち上げた。(サンフランシスコ発)