新OS「Windows Vista」発売日の5日前、マイクロソフトは「Windows XP Home Edition」のサポート期間延長を発表した。2009年4月までと設定していた期限を2014年までに延長。伸ばした期間のサポート内容は、それ以前よりも手薄にはなるものの、最大のポイントであるセキュリティの修正プログラム配布は継続される。

 新OS発売を5日後に控えていることもあり、「Vista」への悪影響が出ると懸念の声は多い。「サポートが2年後に切れるなら、『Vista』発売を機に買い替えよう」というニーズを消してしまう可能性が浮上するからだ。

 JEITAの調べでは、06年の個人向けパソコン出荷台数は前年比2ケタ減で大幅なマイナスに転じた。それだけにメーカーの「Vista」に対する期待は大きい。

 マイクソフトはむしろユーザーの要望にしっかりと応える姿勢をアピールでき、「Vista」への販売に弾みがつくと主張。JEITAでも「ユーザーの要望が多かっただけに大いに歓迎。『Vista』の拡販に悪影響はない」ときっぱり否定する。

 さて、サポートの延長は影響するのか、しないのか。JEITAが予測する「Vista」投入によるインパクトは「1-3月で前年同期比10%増」。

 パソコン市場の低迷を打ち破る最大の商品「Vista」。約5年ぶりの新OS商戦がいよいよ幕を開けた。まずは、3月までの“初速”に注目したい。