最近、インドの記事や特集番組を見る機会が増えた。NHK特集に続き各ビジネス誌がインドの経済発展、潜在市場の大きさなど明るい話題が飛び交っている。

 一方で、インドの欠点に焦点をあてた記事は少ない。ビジネスウィークの3月19日号で「The Trouble with India」と題した特集でその深刻さを訴えているのが目を引く。

 実際にベンガルールは、その排気ガスによる公害たるや凄まじい。外に出ると、人も牛たちも渋滞している車の列とスモッグにもみくちゃにされている。

 インフラの未整備も問題だ。国際空港の設備も経済発展に追いつかず、フライトの増便に対応できていない。ベンガルール空港は慢性的に混んでいて、空港を離発着する国際便は常に満席状態だ。2008年に開港予定の新空港によって、この問題は解消するかもしれない。

 電力事情も深刻である。ベンガルールは、夏場は定期的に電力の供給を制限するが、予期せぬ突発事故による停電も多い。ソフトウェア会社は無停電電源と重油などによる発電機が必須である。

 これらの状況は、どこの国も一度は発展途上に遭遇する関門なのだろう。(ベンガルール発:アコードインターナショナル 原 真)