「『iPod』の公式サポートは必ず実現させる!」。マイクロソフトのジェイ・ジェイミソン・Windows本部本部長は、「Vista」販売状況の進捗説明会でこう意気込みを示した。

 この発言が飛び出した説明会で、ジェイミソン本部長はさまざまなデータを使い、「Vista」の販売が好調なことをメディア向けにアピールした。販売不振が取り沙汰されている一部報道をきっぱりと否定。前OSの「Windows XP」に比べ、販売本数が伸びていることも強調した。そのなかで「課題を1つあげるとすれば」と前置きしたうえで、「『iPod』の公式サポート」を掲げている。

 「iPod」の開発元アップルは、マイクロソフトにとって、パソコンOSのライバルだ。戦略商品の「Vista」拡販において、ライバル企業の商品が足かせになっている状況は苦汁をなめさせられている気持ちだろう。新OSの販売が「現時点で期待以上ではない」(ジェイミソン本部長)理由は、市場環境やOSに対する消費者の関心具合など複数あるはず。しかし、課題の1つとして「『iPod』の公式サポート」をあえて掲げたのは、「iPod」の存在が大きいことを改めて印象づけた。