昨年の12月頃、所用で都内の大型量販店に立ち寄った時のこと。何かを求める消費者の長い行列が、階段に出来上がっていた。気になったので店員さんに聞いてみたところ「ニンテンドーDSが緊急入荷した」という。色の選択は難しいが、今ならまだ購入できるというので、ためらいながらも店側の戦略に負け、行列に並んだ記憶がある。

 先日の報道でDSシリーズが累計1800万台、日本人の7人に1人がDSを持っていることが明らかになった。全世界での販売台数は計4029万台(2007年3月末)にもなるという。

 ソフトのバリエーションが豊富で、純粋なゲームもあれば、株が学べてしまうもの、料理のレシピ、最近では学校で習う科目でさえも学習用のソフトが出ているから、DSさえ持っていれば、たいていのことが学べてしまう。インターネットにもつなげることができるというから、ゲーム機を超えた万能ツールといえるだろう。

 もう少し早めにこうしたツールが登場していれば、多少は勉強好きになったかもしれない、と考えることもある。

 大人から子どもまで、大人気ではあるがゆえに、いまだに品薄状況が続いている。地元の家電量販店には、サンプル品は飾ってあるものの、いまだに入荷する気配がない。品薄だからこそ、ノドから手が出る人気商品でもある。一家に1台となる日も近いか。(環)