起業のアメリカン・アイドル「TechCrunch40」の会場を見てきた。世界700以上の起業アイデアの応募者を最終選考40に絞って、投資家・プレス・審査パネルを前に朝から晩まで壇上でプレゼンする鬼のような2日間で、会場には予定を大幅に上回る約1000人が参加し、まさに足の踏み場もない熱気だ。日本からもサイボウズラボの秋元氏と『ソーシャル・ウェブ入門』の著者・滑川海彦氏、jig.jp社長の福野泰介氏らが加わった。

 接続不良でデモが失敗したLoudtalks(ロシア)は話しかけてもお通夜のよう。かと思うと5分で自分の曲が作れる韓国のmusicshakeなんてCEOが壇上飛び回って踊っており、悲喜こもごも。最終選考に残れなかった企業はじめ約100社は別室で敗者復活枠を目指してデモに励んでいる。

 ちなみに基調講演ではマーク・アンドリーセン氏、ヤフー共同創業者デビッド・フィロ氏、YouTube共同創業者チャド・ハーレイ氏の御三家が「尊敬する経営者は?」と聞かれ、揃いも揃ってジョブズ氏の名前をあげた。今をときめくFacebookのマーク・ズッカーバーグ氏まで黒のシャツとジーンズで壇上に上がって野望をまくし立てていた。(サンフランシスコ発)