第三者検証サービスではウチが有利です──。大手SIerのシーイーシー(CEC)の新野社長は、名指しこそ避けるものの、検証サービスで急成長するベリサーブに対するライバル心をあらわにする。

 開発系のエンジニアを数多く抱えるCECは、「ソースコードレベルで検証し不具合があったら手直しもできる」と強みをアピール。従来の完成品の動作検証を中心としたサービスをより発展させることで差別化する考え。

 組み込みソフトや業務ソフトが正常に動作するかを第三者の目で検証する「第三者検証サービス」は、携帯電話やカーナビなど、主に組み込みソフトを多用する機器で需要が拡大。市場開拓をリードしてきたベリサーブにCECが挑戦状を叩きつけた格好だ。

 CECの検証サービスは、直近で年商40億円規模。大口得意先である自動車関連や一般企業で使う業務システムにも適用範囲を広げていくなどして、「早期に事業規模を倍増させる」と鼻息が荒い。ただ、ベリサーブの背後には親会社で開発エンジニアを数多く抱えるCSKグループがついている。市場の拡大とともに大手SIer同士の“全面戦争”に発展する雲行きである。