立ち話

ネットワンシステムズ 澤田脩社長

2007/12/10 19:47

週刊BCN 2007年12月10日vol.1215掲載

 「サービスが成長のカギ」と数年前から訴え続けてきたネットワンシステムズの澤田脩社長。このほど統合型ネットワーク運用管理サービス拠点「XOC(エキスパートオペレーションセンター)」を開設した。

 同センターは、総面積250平方メートール、約200人のエンジニアと運用管理サービスを提供する施設としては日本で最大規模という。ネットワークのリモート監視をはじめ、セキュリティ状況の分析などをサービスメニューとして用意している。2008年度(09年3月期)には、サーバー/ストレージやUC(ユニファイドコミュニケーション)の運用管理も手がける予定だ。

 「ネットワーク機器に付加価値を提供しなければならない」。国内ネットワーク機器市場は落ち込んではいないものの、販売の主流はリプレース需要だ。いかに、リプレースを促していくかにかかってくる。「ネットワークの構築だけがNIerのビジネスではない。ブロードバンド環境が一段と進んでいるなか、ネットワーク上に流れるアプリケーションの管理も必要になってくる」としている。「ネットワークはインフラからシステムに変わってきている」ことをチャンスと捉えて、事業拡大につなげる。
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