総務省の調査によれば、ブログ開設者(ブロガー)は800万人を超えたという。普及の勢いは一向に衰えず、複数のブログを開設しているブロガーも増えてきたとか。

 あるネットサービス企業の社員と、ブログを話題に雑談していた際、興味深いことを言っていた。「ブログとホームページの違いは何だと思う?」というテーマの解釈についてだ。

 普通に考えれば、開設方法の違いが思い浮かぶ。ブログは、ホームページを開設するのに比べて、文章や写真を簡単にアップロードでき、特別なソフトを購入する必要もない。一方、ホームページは専用ソフトが必要で、HTMLなどの専門的な知識と開設技術が要求されるケースがある。この違いが、答えとして一般的だろう。

 しかし、その社員の見解は異なる。「書きたいことを書くのがブログで、読ませたいものを書くのがホームページ。だから、ブログは日記風サイトと呼ばれるんだよ。誰しも日記を第三者に読ませるために書かないでしょ」。確かにそうかもしれない。他人のブログを読んで「ためになった」と感じることは少ない。

 ブログは、誰でも簡単に情報発信できる環境を整えた。その一方で、膨大な情報に溺れそうになる情報過多社会も生んだ。ブログは表現の場としては有効だが、情報収集の場としては魅力的でないのかもしれない。