ビルやマンションなど大型建築物を設計するための専用CADソフトに参入する福井コンピュータ。これまで主に木造住宅用のCADで事業を伸ばしてきたが、2009年夏を目標にビル系CADの開発を進める。

 営業を統括する金牧哲夫常務は、「ビル系CADの主な販売ターゲットは大手ゼネコンや有名設計事務所。従来の“町の工務店”をメインとする営業手法とは自ずと異なる」と気を引き締める。

 ビル系CADは外資系大手CADベンダーがひしめく市場。国産CADは肩身が狭い。それでも勝算があると踏むのは、「国内のビル建築に最適化した専用CADである」ため。

 とはいえ、今回は、これまで世界のCADソフトを使いこなし、ITリテラシーが非常に高い客層が多く含まれる。IT絡みの話が通じやすい層なのかもしれないが、その分、「要求されるスキルも格段に高水準だ」。精鋭の営業やSEを育成し、万全の体制で臨む方針だ。