三井情報の今年度(2009年3月期)連結決算は、売上高253億7500万円(前年同期比6.8%減)と減少したが、営業利益18億400万円(57.4%増)、経常利益18億9200万円(52.1%増)、最終利益9億6200万円(54.6%増)と利益面では大幅増を果たした。「SIとNIの融合ビジネスの展開を掲げ、コンピュータシステムとネットワークインフラの両面から提案できるようになったことが利益を増やした要因」と、下牧拓社長(写真)は自信をみせる。

 ところが、通期連結業績予想は下方修正。売上高が590億円(計画比9.2%減)、営業利益52億円(11.9%減)、経常利益52億円(13.3%減)、最終利益25億円(21.9%減)を見込む。前年度と比べると、売上高で0.2%減となり、営業利益4.9%増、経常利益2.4%増と微増、最終利益が11.6%減と2ケタ減となる。「SI事業で複数積み上げたものが抜ける危険性が高い」。小規模ではあるものの、収益性の高い案件がいくつか獲得できないということだ。実際、中間期の時点で受注残は前年同期の210億7500万円に対して184億7700万円と減っている。「社内の業務基盤をはじめ、既存の収益基盤、ソリューションの創造による新収益基盤などを固めなければならない」と気を引き締めていた。